2009年 06月 27日
捨てないで |
さてさて、めっきり夏休みモードが漂い始めたローマから、こんにちは。
今週末、仲の良い友達夫婦たちはそれぞれサルデーニャやウンブリアやなんだかんだと週末旅行に出かけてしまいました。で・・・ローマに残った私達はというと??彼は土曜の午前中も仕事だし(最近まるで日本人並みの働きっぷり!)、私は来月7月いっぱい月-金でトレーニングだし、その後の仕事の状況もあるので8月のバカンスも予定すら立てられないという悲しい現実。エーン 悲しすーぎーるー!!ーー;
時間がある時はそんなに行きたいとも思わないのに、時間がない忙しい時に限って、ここに行きたい!あそこにも行ってみたい!!といろんな案が思いつくのは、私だけでしょうか・・・?笑 この夏は念願のギリシャか、友達を訪ねてスペインに行きたかったのにーーー がっくし。
さて、そんなバカンスが始まる夏頃から、ここイタリアでは悲しいかな動物放棄が増えます。何週間、一ヶ月単位で旅行に出かけてしまうので、飼っていた犬・猫達が捨てられてしまうという現実。上の写真はあるサイトの「動物差し上げます」に載っている子達。このページ、一日に30-40件と新しい子の情報がアップされています・・・。一日にしてこんなにも多くの動物達が捨てられ、家族を失い、このページが更新されている度に心が痛んで痛んでしょうがありません。
近所に、とっても親切で見るからに動物を心から愛している獣医さんがいます。彼の所ではcanile(動物収容所)にいる、家族を探している動物達のリストが届き、それを病院に貼り出して一匹でも多くの動物達が温かい家族の元で過ごせるようにしているのです。しかも、なんとcanileから引き取られた子の診療は無料で行うという徹底ぶり。私の周りには、動物が本当に好きで責任をもって飼っている人、canileから引き取り里親になっている人、canileにボランティアで協力しにいく人、こんなにいい人達がたくさんいるのに、どうしてどこから捨て犬・猫がこんなにも出てくるんだろう・・・。
ここは日本語だし、バカンスに出かけるイタリア人達には伝わらないけれど、でも日本でも動物放棄がされて保健所に収容されて命を絶たれる子達もいるはず。私達と同じように、一つの命をもって生まれてきたからには、私達と同じように温かい家族に囲まれて素敵な人生を過ごす権利が彼らにもあるのに。
一匹でも多くの子が安心して、たくさん愛情を注がれ素敵な人生を過ごせるように願ってやみません。
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by papera-papero
| 2009-06-27 18:05
| 動物